北しなの線開業について

北陸新幹線開業に伴う長野以北並行在来線の経営引き受けについて

平成26年度末までに予定されている北陸新幹線長野・金沢間の開業に伴い、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)から経営分離される長野以北の信越本線長野・妙高高原間の経営をしなの鉄道が引き受けることになりました。

この路線は、通勤・通学・通院・買物などで沿線地域の日常生活を支える役割とともに、全国的な交通ネットワークの一部として観光やビジネスの面でも大きな役割を果たしていますが、新幹線の金沢延伸や沿線人口の減少等による利用者の減少に加え、豪雪対策等で大変厳しい運営が予測されています。

この路線を安全・安定輸送を第一とし、健全な経営のもとに維持発展させるため、「長野以北開業推進本部」並びに「長野以北開業準備室」を設置し、会社をあげて開業に向けた準備作業に取り組んでまいります。

並行在来線とは

一般的には、「新幹線の開業により、旅客輸送量が著しく低下することが見込まれる路線、又は、物理的に区間、経由地を同じくする路線」という趣旨で使われています。

平成2年の政府・与党申合せで、新幹線の建設が旧国鉄の経営悪化の一因となったとの反省から、「在来線に並行して新幹線が開業する場合は、その在来線の経営はJRから分離する」というルールが決まりました。

平成9年の長野新幹線から前記のルールが適用されるようになり、その経営を第三セクターに移管する形が取られています。

長野以北並行在来線に係る主な経過

平成9年9月26日 吉村午良長野県知事(当時)と沿線市町村長は、新潟県と協議し、長野県が責任をもって長野以北並行在来線の存続を図ることを確認しました。
平成10年1月14日 吉村午良長野県知事(当時)は、信越本線(長野・直江津間)について、新幹線開業時に東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が経営分離を行うことに同意しました。
平成18年5月30日 平成26年度に予定される北陸新幹線(長野・金沢間)の開業と同時に、JR東日本から経営分離される長野・直江津間の信越本線(長野以北並行在来線)を、将来にわたり安定的に存続できるよう、沿線市町等とともに準備を進めるため、長野県、長野市、飯山市、信濃町、飯綱町により、長野以北並行在来線対策協議会を設立しました。
(平成24年4月18日から、しなの鉄道も協議会に加わっています。)

(長野以北並行在来線対策協議会)別ウィンドウで開く
平成23年3月29日 長野以北並行在来線対策協議会では、需要予測調査、収支予測調査等を行った上で経営計画に関する基本的な事項や利用促進等に関する事項について検討を行い、地域の声を反映した「長野以北並行在来線基本スキーム」を策定しました。
平成24年3月23日 長野以北並行在来線対策協議会にて、長野以北並行在来線の運営のあり方や支援策を盛り込んだ「長野以北並行在来線経営基本計画」が策定されました。
計画では、「国からの支援策の具体化やJR東日本との協議などを行い、必要に応じて経営基本計画の内容を見直しながら、長野以北並行在来線が「地域に愛される鉄道」として存続できるよう取り組む」としています。

(長野以北並行在来線経営基本計画概要)別ウィンドウで開く

(長野以北並行在来線経営基本計画)別ウィンドウで開く

この経営基本計画に基づき、長野以北並行在来線対策協議会(会長 阿部守一長野県知事)からしなの鉄道に対し長野以北並行在来線の経営引受けについての要請がありました。

(要請文)別ウィンドウで開く
平成24年4月17日 しなの鉄道臨時株主総会を開き、長野以北並行在来線の経営引受けについて決議し、その旨を長野以北並行在来線対策協議会に回答しました。
平成24年4月18日 長野以北開業推進本部(本部長:代表取締役社長)を設置しました。
同時に長野以北開業準備室を設置し、長野以北の開業に向け準備を始めました。
平成25年3月27日 平成26(2014)年度末の北陸新幹線の金沢開業と同時に、弊社がJR東日本から経営を引き受ける、長野以北並行在来線(信越本線 長野・妙高高原間)の路線名が、3月27日(水)開催の弊社取締役会において、下記のとおり決まりました。

北しなの線 (きたしなのせん)

平成25年12月6日 国土交通省へ北しなの線鉄道事業許可申請しました。
平成26年2月19日 北しなの線の利用促進に地域一体となって取り組むことを目的とし、「しなの鉄道北しなの線運営協議会」が設立されました。
【構成団体】
長野県、長野市、信濃町、飯綱町、飯山市、妙高市、吉田地区住民自治協議会、長野市東北部並行在来線活用研究会、豊野・長沼地区並行在来線利用促進協議会、飯綱町しなの鉄道活性化協議会、信越本線黒姫駅・古間駅応援!ファン倶楽部、アルピコ交通(株)、長電バス(株)、一般社団法人妙高市観光協会、しなの鉄道(株)
平成26年2月28日 国土交通省より北しなの線鉄道事業許可状が交付されました。
平成26年度末まで 北陸新幹線(長野・金沢間)開業予定。
同時に、信越本線の長野県内区間(長野・妙高高原間)は、JR東日本からしなの鉄道に経営移管予定。
平成26年8月29日 8月27日(水)のJR東日本の北陸新幹線長野・金沢間の開業日決定を受け、第119回取締役会にて北しなの線開業日が下記のとおり決まりました。

北しなの線 平成27年3月14日(土)開業

平成26年10月27日 北しなの線(長野・妙高高原間)の上限運賃認可を、国土交通省北陸信越運輸局長に申請しました。
平成26年12月19日 北しなの線(長野・妙高高原間)の上限運賃が、国土交通省北陸信越運輸局長に認可されました。
平成26年12月25日 北しなの線(長野・妙高高原間)の実施運賃を、国土交通省北陸信越運輸局長に届出ました。

基本方針(長野以北並行在来線経営基本計画より)

  • ・ 安全・安心な運行を確保し、利用者の利便性の向上を図る
  • ・ 合理化・効率化を徹底し、健全経営を維持する
  • ・ 県内をはじめ全国とつながる交通網の一部として、地域の活性化に貢献する
  • ・ 地域全体で支え、「地域に愛される鉄道」を目指す

経営区間

長野・妙高高原間(37.3km 8駅)
(路線図) (PDFファイル732KB)